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アエルマッキ MB-326(Aermacchi MB-326)はイタリアのアエルマッキ社が開発したジェット練習機および攻撃機。 == 概要 == アエルマッキ社の技術部長兼技師長だったエルマンノ・バッツォッキによって1954年から設計が開始され、試作機は1957年12月10日に初飛行した。その3年後にはイタリア空軍が15機を発注し、1962年3月から訓練部隊での運用を開始した。 機体は単純かつ頑丈なエアフレームをベースにしており、タンデム複座式のコックピットは与圧化されている。主翼は低翼配置の直線翼で、その翼端には増槽が装備され、付け根にはエンジン吸気口が設けられている。降着装置が短いため、離着陸時に尾部を滑走路にこすらないよう後部胴体には尾輪が設けられている。この基本設計は、発展型のMB-339にもほぼそのまま受け継がれた。当初から軽攻撃機としての発展改良が視野に入れられており、後の改良型では主翼下に6箇所のハードポイントが設けられ武装を搭載することが可能になり、さらにコックピットを単座化し固定機関砲を装備した攻撃機型も開発された。 MB-326は海外に広く輸出され、ブラジル、南アフリカ、オーストラリアではライセンス生産も行われた。ブラジルではエンブラエル社がEMB-326GBシャバンチ(Xavante)の名称で製造し、パラグアイとトーゴに少数を輸出した。南アフリカではアトラス・エアクラフト社がインパラ(Impala)の名称で複座練習機型と単座攻撃機型の両方を製造し、ブッシュ戦争で対ゲリラ戦に投入している。オーストラリアではCAC社がCA-30の名称でオーストラリア空軍・海軍向けに製造した。 MB-326は20年間に渡って製造され、ライセンス生産機も含めた総生産数は761機(内アエルマッキ製は321機)であった。イタリアでは既に後継機のMB-339と交代して退役済であり、その他の国でも旧式化が進み引退しつつある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アエルマッキ MB-326」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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